「気軽に始めて」「楽しく続ける」

お手軽にホームページ制作ができる「Jimdo」の仕組みを使った、「大家comサポート」という、大家さんと入居者の心の距離を縮めるサービス。

これは、弊社を含む異業種3者が共同で、2013年の秋に立ち上げた事業です。そして2014年1月に、この事業を大阪市の「西区まちの活力創造プロジェクト」認定事業の第一号として認めて頂くことができました。

コミュニケーション・プロデュースをしている弊社が、なぜこの事業も参画することになったのか…その背景とは…。

「人のつながり」が重要な時代へ

モノが溢れ、「心豊かな人のつながりと育み」の必要性感じられるこれからの時代、いま再び注目を浴びる『地域コミュニティ』の存在。

しかし、本来「コミュニティ」とは、注目を浴びるようなブームのような流行り廃りのものではあるべきではないのです。

地域社会の形成において、自然派生的な「スタンダード」なものとして存在すべきものです。

 

そうしたことから、「コミュニティビジネス」という言葉には、個人的には以前から違和感に近い感覚がありました。時に、こういう表現が横行すると、虎視眈々と儲かるポイントを探す人達も群がりがちです。

そもそも、コミュニティ形成の本質というものは、「文化形成」に近いもので、ビジネスで仕掛けていく構築とは、ちょっと意味合いが違うように思います。

 

さて…「風通しの良さ」という言葉があります。

 

住宅構造でも「風通し」が良好だと、カビ発生や病原菌発生も防ぎやすいものです。

それと同様、街の構造も、常に挨拶が飛び交い、近所付き合いが頻繁にある風通しの良い人間関係ですと、自然とトラブルも減る傾向…つまり健全な人の関わりになる可能性を秘めています。

それが、災害時の支え合いや、お互いの防犯機能につながったりするなど、効果はさまざまです。

 

顔を合わせる・あいさつをする…それは、まさに「家の窓」と同じ。

「窓」を開けないと、風は絶対に入ってこない。

 

では、住民同士は、どのように「窓」を開けたくなるのか…。

「風通し」を良くする3つのエッセンス

私は、「社会活動での風通し」を良くするエッセンスを、これまでの個人的な地域社会での関わりと、さまざまな業務経験の中に見出すことができました。

サラリーマンを卒業と同時に始めた「子育て」「小規模事業者に向けた事業資源の再活性化サポート」「街との関わり」という日々の『暮らし』の中での「叱責」と「小さな幸せ」の繰り返しから得たものです。

 

その『暮らし』と真剣に向き合い、真剣に楽しむ中から得られた「コミュニティづくりの窓」についてのエッセンスは、以下の3つです。

 

  1.  「小さく始める」
  2. 「気軽に踏み出せる最初の一歩目」
  3. 「愉しいからこそ継続できる」

 

このエッセンスを基に、長年の「我が街」との関わり・自分の生活領域で育んだ各種コミュニティ経験…。

 

実は、この経験は、他の多くの地域でも、「コミュニティ形成促進・コミュニケーション円滑化」の実施に活かせるのではと、心では感じていました。

 

しかし、これまでは、いろんな地域での「コンサルティング」をするのも、おこがましいとも思い、引き合いを頂いても、断り続けていました。なぜなら、街にはそれぞれの文化・歴史などの土地柄があり、自分の成功体験がそのまま通用するとは思えないからです。

自分の街のことは解りますが、住んだこと・遊んだこともない地域のことに、第三者がしゃしゃり出ても、受け入れられるワケがありません。そもそも、そこに住み続ける者が「実施」しないと…続けることは難しいものです。

事業化への起点は、Jimdo Cafeの運営

そこで、ココ数年は…「その街に住む方」が「主体的にできる小さなコミュニティづくり」の方法がないものかと、いろいろ模索し続けていました。

私達らしく、地元の人が「小さく」「主体的に」「楽しく継続」できるものを模索していました。

 

どなたでも「気軽・お手軽」にできるようにするために、どうしたら良いか…。

先に書いた3つのエッセンス…「小さく始める」「気軽な最初の一歩目」「楽しく継続」の中で、特に敷居が高い・ハードルが高いのが「最初の一歩目」

これが実現できるツールをずっと模索し続けていました。

 

そうした中、二つの起点が「線」につながりました。

 

まずは、ビジネスパートナーのAMR近藤氏と一緒に、2012年春からスタートさせたJimdo Cafe。

Web知識やソフトも一切不要で、無料からでも利用できるホームページ制作ツール「Jimdo」…このJimdoユーザーのスキル高め合いの場の運営を毎週水曜に開催していました。

 

次の起点が、ある日のJimdo Cafeに参加された賃貸マンション経営…つまり大家さん。

管理会社任せにせず、まずはご自身の物件サイトを、Jimdoで作って、入居者とのコミュニケーションも積極に図って、空室率ゼロを実現された方でした。

この方が、後日…「こんなにJimdoが簡単なら、ご自身の物件情報を大家さんご自身がホームページを制作運営すると、コミュニケーションも活性化し、空室率対策につながる。これをサポートする仕組みを考えられないか?」という投げ掛けを頂きました。

この2つの起点が、これまでの課題克服のシナップスにつながりました。

大家さんがホームページを制作運営するとなると、大家さん自身が入居者や、我が町の情報をしっかり把握していなければなりません。

つまり、そうした情報を取りに行くために、大家さんがリアルに街と関わるようになります。

それが、大家さんにとっての空室対策だけでなく、「大家さんが、それぞれの街の、それぞれの小さなエリアでのコミュニティの中心に立って頂けるのは素晴らしい!」となったわけです。

 

そして、こうした投げ掛けをして下さった方が、今回の共同事業「大家comサポート」の共同運営者の一者となります。

各地域のコミュニティ形成の中心に地場の大家さんを!

そう、「どこの地域でも、大家さんに気軽に始めて頂ける最初の一歩目」を体系化して、新しいサービスとして世に出すことになったの「大家comサポート」です。

以下の3者で共同事業を立ち上げたものです。

 

  • 自社運営ホームページにより空室ゼロにした賃貸経営マスター
  • web制作のプロ(Jimdo Cafe 神戸&大阪の運営者)
  • 暮らしにフォーカスを当てたコミュニティ形成のプロ(Jimdo Cafe 神戸&大阪の運営者)

 

我々が以下の3つを具体的にサポートします。

 

  • 大家さん専用テンプレートを用意した大家さん自らがホームページ制作することのサポート(.com)
  • サイト訪問者が知りたい情報や入居者との関係円滑化のサポート(communication)
  • 大家さん同士のスキルアップや情報交換や大家さんの顔が見える物件情報を集めたポータルサイト運営(community)

 

これらによって、各地域のコミュニティ形成の中心になっていただく大家さんを増やすことで、以下の社会的波及効果を狙います。

 

  • 各家庭や各物件の「オンリーワンの暮らし」を築いて頂ける環境づくり
  • 「暮らし」についての考え方・あり方を再考してもらえるキッカケづくり
  • 大家さんが中心となって行う地域コミュニケーション活性化づくり

マーケット縮小傾向の中にある「つながり力」

私達が、事業を通じて、社会的な意義を見出したい背景には、次の事もあります。

 

さまざまな街において、円滑な町内のコミュニケーションの希薄化が見られる昨今ですが、今後は、居心地のいい街の「風通しの良さ」が見直される必要性を感じています。

暮らしの面だけではなく、「人のつながり」が経済活動においても、大変重要な要素を占めるのは間違いありません。

 

日本の人口が減少することは明らかであり、2050年には日本人口の3割近くが減るというマーケット縮小が確実である中、人との「つながり力」がとても大切になります。

 

したがって、この「大家comサポート」自体が、「コミュニティビジネス」と言えるかどうかは疑問ですが、「地域ビジネス活性化」も視野に入れたコミュニティ強化を強く意識していることは間違いありません。

 

これらを…地元大阪市西区を中心に、まずは阪神地区で掘り下げていきます。

大家さんが…気軽に始めてられて』『楽しく続けるられる』

 

…このサポート事業の構想は、2013年12月に開かれた大阪市西区「まちの暮らしを豊かにするビジネスアイディアコンテスト」に応募させて頂きました。

 

その結果の詳細は、「大家comサポート」のホームページに記載されています。

 

そのコンテストで優秀賞受賞後、事業稼働に伴い、西区「まちの活性創造プロジェクト」認定事業となったことは、あらためて身の引き締まる想いです。

 

また、実際に同サービスをご利用頂いている大家さんの次の一言が、今のところの手ごたえです。

 

 

「ホームページづくりが簡単で、とにかく楽しい!」

 

「自分の物件の課題だけでなく、わが街の魅力を再認識することができた」

 

「これをきっかけに、入居者と積極的に接点を持ちたい」